矯正治療のはなし

日本矯正歯科学会認定医 工藤 泰裕

凸凹のタイプも色々

初診時の状態。一見、問題なさそうですが、どうでしょう。写真向かって右上に注目し

 

てください(本人の左上)。上顎の前歯のとなりに、いきなり犬歯があるのがわかりま

 

すか。

 

【初診時口腔内写真】

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この写真の方がわかりやすいですね。

 

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検査資料をもとに診断をします。

 

小臼歯の抜歯が必要と判定、

 

マルチブラケット治療を開始しました。

 

【動的治療終了時】

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二番目の前歯は完全に後ろ側にあったので(最初の写真)、歯列へ誘導するのに、技術

 

が要求されます。つまり歯冠(歯、見える部分)だけ傾斜させるのでなく、歯根(根、

 

見えない部分)を含めて、全体を移動させなければなりません。

 

当医院でのマルチブラケット治療は、一月に一度の受診が必要です。治療期間はおよそ

 

1年6か月。その後、歯の位置を安定させる保定に移行します。

 

不正咬合の状態は人それぞれ違うため、あなたに適した治療方法は実際に見てみないと

 

わかりません。一度ご来院ください。

 

工藤歯科・矯正歯科医院