矯正治療のはなし

日本矯正歯科学会認定医 工藤 泰裕

セカンドオピニオン

成人 上下顎前突症例

重ね合わせ図は治療効果を検証するうえで、重要な情報を提供してくれます。 例えば、どう治ったか、どう治らなかったか、作用は反作用は、など目で見て分かります。術者の治療技術を如実に反映する鏡とも言えます。 上の重ね合わせ図は今回の症例です。説明…

適切な年齢で適切な治療をすること

矯正治療で大切なことは、考え方に筋が通っているかどうか、ということです。 事の道理、事を行うときの正しい順序が重要視されます。 矯正治療を進める筋道は次の通りです。 ①学術的知識 ②症例の問題点の抽出(検査・診断) ③技術 ④治療効果の判定 このこと…

○○矯正とか○○○○○矯正

近頃は、いろんな矯正治療があるようで、何とか矯正とか、ほにゃらら矯正とか。 皆さん、いろいろ工夫を凝らしています。この手の矯正に共通しているのは「ハヤイ、 カンタン」です。私が施術するマルチブラケット治療の治療期間は1年半から2年です。 矯正治…