矯正治療のはなし

日本矯正歯科学会認定医 工藤 泰裕

歯列拡大装置

適切な年齢で適切な治療をすること

矯正治療で大切なことは、考え方に筋が通っているかどうか、ということです。 事の道理、事を行うときの正しい順序が重要視されます。 矯正治療を進める筋道は次の通りです。 ①学術的知識 ②症例の問題点の抽出(検査・診断) ③技術 ④治療効果の判定 このこと…

下顎は拡大してはいけない

次の2枚の写真は同じ症例です。 混合歯列期と永久歯列期に撮影したものです。 (混合歯列:乳歯と永久歯の混合) 前歯の凸凹がどうなったか見比べて下さい。 7才 12才 前歯の凸凹の程度が少なくなりました。 さて、ここで問題です。 私は何をしたでしょうか…

あえて、言います

初診時の口腔内写真。キレイな歯並び・咬み合わせです。 この成人女性は何を気にして来院したのでしょうか。 ここで問題です。気になるところはどこでしょうか。 【初診時口腔内写真】 矯正治療には可能性があります。いちど相談を受けても良いと思います。 …